当社は、樹脂合成から部品製造支援までの一貫したソリューションでエンジニアリングプラスチックの生産をサポートしています。ポリアミド6(PA6)では、分子量分布(Mw/Mn < 2.8)や結晶性(30 - 50%)を制御するために開環重合プロセスが最適化されており、引張強度が最大80 MPa、熱変形温度(HDT)が最大180°C(1.82 MPaの場合)に達する材料が得られます。ポリカーボネート(PC)の生産には融解段階でのtransesterificationが用いられ、光透過率が90%以上、アイゾット衝撃値が600 J/mを超える高透明性と衝撃強度を持つ樹脂が生成されます。PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの特殊エンジニアリングプラスチックに関しては、高温重合(反応温度350°Cまで)向けのプロセス設計を提供しており、使用可能温度が260°Cまで、ほとんどの工業溶媒に対する化学的耐性を持つ材料が得られます。適用エンジニアリング支援としては、モールドフロー解析(Moldex3Dを使用)を行い、部品設計の最適化、翹曲の低減(< 0.5%)、およびサイクルタイムの最小化を実現します。